高尾さんの火渡り祭で生まれ変わる!



 花いち兄さん、志ん松兄さんと赤羽岩淵の大満寺さんで落語会を開催しています。


 お声がけいただき、高尾山の火渡り祭りに参加しました!!


 バスで出発!!



 高尾山って真言宗なんですね。それも知りませんでした。





 こちらは撫で木、名前と年齢をかいて身体のよくないところを撫でます。

 これを燃やしてその火の上を渡って生まれ変わるんだそうです。

 いろんな罪や煩悩、災厄をふりはらい、赤子のような気持ちで生きていきます。



 花いち兄さんが頭を撫でながら、

花いち兄さん
「遊京くんは心を撫でるといいよ。」

 とアドバイスをくださいました。



 ご住職が紹介してくれました。

「今日は後ろの席に当山で会をやっている噺家さんが来ています。

 お三方、自己紹介をお願いします。」


 急だな。。。


 一番後ろの席からご乗車のみなさまの後頭部に語り掛けます。


花いち兄さん
「柳家花いちです。大満寺さんにはお世話になっています。
 明日から池袋演芸場でトリをとっています。ぜひ来てください!」


志ん松兄さん
「古今亭志ん松です。この秋に真打ちへ昇進いたします。
 師匠の名前の志ん橋を襲名します。よろしくお願いいたします!!」


遊京
「(言うことがないから5月の会の宣伝をしよう。)」


志ん松兄さん
「それと、5月26日(日)に大満寺さんでまた会をやらせていただきます。

 皆様のご来場をお待ちしております!」


遊京
「(言うこと本当になくなった。)」


ご住職
「最後は遊京さん。

 この方は愛媛県出身で、なんと京都大学を出ているんです。

 なかなか面白い方でしてね、

 きっと面白いことをいってくれると思います!どうぞ!」



 本当に何も言うことがなくなりました。


遊京
「えっと。。。年男です!!」


バスの車内
「シーン。」

 すべったまま終わりました。一刻も早く生まれ変わりたいです。




 晴天!!


 毎年三月の土曜日らしいのですが不思議と雨が降らないそうです。



 火渡り、火の上を渡ります。どんな感じなのかこのときはまだ想像がつかずなかなか怖かったです。




  しかしすごい人です。コロナ禍で、お客さんを入れては5年ぶりの開催なんだそうです。

 3000人くらい来たそうです!!


 ここに火をつけます。


 向こうにみえるのが不動明王かと思ったら顔が天狗様。


 飯縄(いいづな)大権現というそうです。


 お坊さんたちがほら貝を吹きながら山伏の恰好で入ってきました。


 腰には毛皮をまとっています。


 仏教と修験道とが融合しているのか。。。


 





 火が入ります。


 ものすごく燃えていきます!!すごい迫力。

 
 幾重にも重なるお経と太鼓の響きに気持ちが高まります。


 ふりそそぐ火の粉。花いち兄さんのダウンは穴が開いてしまいました。


 お坊さんたちがかき混ぜながらみんな燃やして、その灰の上を渡っていきます。


 ここからは神聖な場所なので撮影禁止です。


 塩を踏んで渡っていきます。足裏はあったかいなぁというぐらいでしたが、周りからの熱気がすごかったです。


 


 芸道上達!!


 生まれ変わりました!!



 

 (次回のお寺de落語in大満寺さんは5月26日、今回は日曜日の開催です!)