初めてのいちご狩り🍓

2024年5月1日水曜日

日常

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 いちご狩りに初めて行ってきました。

 狩るというほどのものではないですよね。

 獣たちに申し訳ない気がします。

 

 もぐというほどでもないし、いちご取り、いちご摘み、いちごちぎりぐらいが妥当かと思います。


 受付から五つくらいあるビニールハウスの一つに案内されます。


 ヘタをうけるためのトレイをもらいます。団子が一本乗るくらいのごく小さいトレイ。これにいっぱいになったら終了。ではありません。これがいっぱいになったら入口のバケツに捨ててまた食べ続けていいそうです。


 のんびりしたところで監視員などはおらず、だいたい時間になったら帰ってきてくださいとのことでした。30分2000円。これが高いのか安いのかは分かりません。スーパーで今一パックが500円~700円くらいでしょうか。3パック分以上食べたらお得、といえるのでしょうか。


 「ハチが逃げるのですぐ閉めてください」という貼り紙付きの扉を開けてハウスの中に入ります。


 ビニールハウスの中には胸くらいの高さまであげられたイチゴの畝がずらっと何列も並んでいます。10列以上はありますし、長さも長いです。すず、スターナイトなど4種類ほどの品種があります。


 小学校のプールくらいの広さ。夜空に輝く星の数ほどもあるイチゴがこれから食べ放題です。この体験は胸が躍ります。


 入口付近はやはり人が食べた感じがあります。なっている実が少ないです。


 茎になっているイチゴ。どうしてそれを選んだかと聞かれると困るくらい普通のイチゴ。そこに安心感があったのかもしれません。茎から離してほおばります。あふれだす新鮮な果汁。ごちそうさま。


 都会で暮らす現代人には非日常。罪を感じる必要はないのですが若干の罪悪感を感じ、そしてそれがためにおいしさが増しているような気がします。


 スーパーでこんなことしたら、捕まっちゃうもんね。


 小さいイチゴ、大きなイチゴ。


 甘いイチゴ。すっぱいイチゴ。


 赤いイチゴ。まだ赤くないイチゴ。


 熟すと黒くなるのですね。熟しきってくさったものもあります。


 一番あまいのはどの辺でしょうか。熟すその手前の濃い赤のイチゴを食べてみました。


 酸味がないと食べにくいです。



 甘くてすっぱいのが美味しいいちごなのだなぁ。と当たり前のことに気づかされます。


 

 たまに美味しくないのもありますが、損をしたという気にはなりません。



 10個で飽きました。


 

 美味しいとか美味しくないとかもどうでもよくなってきました。


 それなりに美味しそうなのを選ぶのですが、同じ品種ですしそんなに味は変わりません。


 きっとさっきまで美味しいと感じていたものを美味しくないと感じている気がします。

 

 食べたくて食べてはいません。


 食べながら畝の間を歩き、食べ終わったころに適当に目についたイチゴをなんの感慨もなく摘んで口に入れる繰り返し。もう何個食べたか数えるのはとっくの昔にやめてしまいました。



 だいたい私は、別にイチゴが好きではありません。


 好物の梨が10だとすると、2くらいの果実です。



 なぜ私はいちご狩りに来てしまったのでしょうか。


 狩られたのはイチゴではなく私だったのではないでしょうか。




 元の暮らしの中でたまに少しのイチゴを見つけると、あのときの狂った自分がよみがえり恐怖してしまうのです。




 さて、
 
 本日5月1日はB3です!

 
 5月1日B3@落語協会
 5月4日黒門亭二部@落語協会
 5月5日りんごとみかん、どう転ぶ@神田連雀亭

 お待ちしております!おすすめは連雀亭での青森さんとの二人会です!!



 

 

 


 



  

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