最後の熱海の夜!

 

 師匠の独演会、熱海の夜!


 長らくお世話になりました。🙇


 スタッフのみなさまからお祝いのお酒やら花束やら、ありがとうございます!!


 第二回から第十九回まで!(第一回はこみち師匠)


 勉強させていただきました。師匠の前に上がる機会が多いおかげで、師匠のなさらないネタもたくさん仕入れることができました。ありがとうございました。


 毎回三席かけられて、高座と一緒で師匠ももうネタがないとよくおっしゃっていました!!


 ただ弟子としては普段聴けない師匠のネタがきける幸せがあります。


 昨日の千早ふるは四十年ぶりだそうです。

 

 弟子でも袖で聴いたことがあるのはきっと私だけでしょう!


 子別れは入ったばかりの頃、志ん輔師匠との鈴本演芸場の会でかけられたのが印象的です。鈴本の高座裏で聴き耳をたてていると志ん輔師匠が「今日は扇ちゃんに負けちゃったな」とおっしゃっていました。


 本当に細部まで丁寧な高座で愛にあふれていて、最後の熱海の夜の前方で、袖で伺う師匠の高座が子別れというのがきっとこの先も忘れられません。


 この会は前座さんもいなくて楽屋で二人っきりです。

 二ツ目に上がってからご一緒させていただくときは、師匠はお一人で私が一席目に上がっているときに着替えられることが多いです。

 この会もそうなのですが、仲入りの間の着付けはつかせていただけます。


 弟弟子がいるときは、弟弟子に着付けをつかせます。寄席で前座さんがいるときも前座さんに任せます。私も前座の頃すごい師匠の着付けにつかせていただいたときに、この世界に入れてもらった幸せを感じました。

 

 昨日着付けについたとき、ふと、この先何回師匠の背中に着物をかけられるのだろうかと思いました。


 真打に上がるのはとても嬉しいことで明日も大勢の方にお祝いしていただけてこんな幸せなことはないのですが、真打に上がる寂しさを感じたのです。